「海へ続く道 Ⅱ」
最近描いたこの絵は、空想の風景です。
でもイメージのもとは、旅の記憶…。
ポルトガル南部のファロという
小さな町に滞在していたある日、
何処へ行くか知らないまま、なんとなく船着き場からフェリーに乗った。潟のような内海を40分くらい船に揺られただろうか…。
到着したのは島…?
行けども行けども砂また砂…。
まるで砂漠のような島内を
どれだけ歩いただろう…
突如、眼前に海が広がった。
ファロに来る前に、精神的にいろいろと
落ち込んでいたので、
一瞬ハッと我に返ったような気がした。
誰もいない海を長い間眺めていた…。
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